日本製紙と静岡県湖西市は、「持続可能な森林協働に関する協定」を締結し、湖西市内の分収契約造林地(湖西分収林)について森林経営計画を策定した。
分収造林とは、造林者が当事者間の契約により、木を植えて一定期間育て、成林後に分収木を販売し、その収益を土地所有者と造林者とで予め契約した一定の割合で分収する制度。日本製紙と湖西市の森林経営計画は、スギ・ヒノキ人工林の間伐に関するもので、この間伐によりCO2の吸収を促進し、J-クレジットを創出する。「ゼロカーボンシティ」宣言をしている湖西市を中心にGHG排出のオフセットなどに役立てる計画。
なお、日本製紙は国内社有林において、2024~27年度の4年間で総量20万t-CO2のJ-クレジットプロジェクト登録を目指している。
【湖西分収林のプロジェクト概要】▽認証対象期間:2024年7月16日~40年3月31日(16年間)▽適用方法論:FO-001通常型(森林経営活動)▽クレジット創出計画量:約12,000t-CO2▽クレジット実施地の面積:100.47ha(分収林面積:207.69ha)登録値