=旭洋=
2025年3月期は増収増益
旭洋は、2025年3月期決算(24年4月~25年3月)を発表した。以下、単位100万円、( )内は対前期増減率。
〔2025年3月期〕
売上高 194,849 (+5.7%)
経常益 3,604 (+5.4%)
当期益 4,548 (+90.8%)
数値ミッションの達成に向けて収益基盤の拡充を図るとともに、良質・安定的な資金の調達および資金コストの低減に継続的に取り組み、財務体質の改善に努めた。配当については、必要な内部留保の確保を最優先とし、引き続き普通配当を見送った。部門別売上高(単位100万円)は、洋紙27,953(△3.8%)、産業資材89,841(+5.4%)、化成品・機能材54,948(+4.7%)、海外等22,105(+25.7%)。
今後は、、王子グループ各カンパニーと連携し、環境負荷軽減製品の拡販を中心とする営業展開に取り組むとともに、業績苦戦子会社の収益対策を強力に推進する。
=岡山製紙=
配当予想を上方修正
岡山製紙は、2025年5月期の1株当たり配当金について、期末配当を直近の配当予想から10円増配し、1株当たり25円とする。これにより年間配当は、中間配当の15円と合わせ40円となる。6月30日付で決議した配当方針の変更に伴い、配当予想を修正したもの。
同社では、内部留保の充実を重視していたこれまでの配当方針から、持続的な株主還元を目指す配当方針に変更し、株主資本配当率(DOE)を指標として採用。適正な内部留保と利益還元を総合的に考慮し、年間でDOE2.0%以上を目安に配当額を決定していく。