韓国新聞用紙市場で大手の全州製紙は需要の低迷と収益性の低下を理由に、年内11月と12月に更なる減産休転を実施すると決定した。今回の休転によって約2万トンの減産を見込んでいる。同社はJeonju工場とCheongju工場のラインを、季節的に電力コストが高い冬期に停止することとなる。同社が今年相次いで休転策を打ち出した最大の要因は、国内・世界市場ともに新聞用紙の需要が低迷していることに加え、輸出価格の下落に歯止めがかからない点である。前出の2工場は9月と10月にも減産休転を実施しており、今回の休転を含めると合計4万5千トンが新聞用紙市場から削減されることになる。
11月16日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ