スウェーデンの板紙メーカー、イグスンド社はこのほど、100%板紙製のブリスターパックを発売した。
ブリスターパックは、透明プラスチックを商品の形に合わせて真空成型し、板紙などの台紙に熱圧着させたパッケージ。小売店舗でホルダーに吊るしてディスプレイしたり、透明なので外から商品を見ることができるというメリットがあるが、開けにくいなどの問題も指摘されていた。
同社が今回発売したブリスターパックは、プラスチックを板紙素材に置き換えることで環境負荷を低減し、また、従来使われてきた折り目をミシン目に変えることで開けやすさも実現した。すでにスキー用ワックスのSwixのほか、包帯や市販薬のパッケージとして採用されている。
イグスンド社は2016年に日本にも進出、同社の主力製品、高級板紙『インバーコート』を竹尾が販売している。
株式会社 紙業タイムス社 「Future7/17号」より