大日本印刷(株)は、キャッシュカードの代わりにNFC対応のスマートフォンをATMにかざして現金の入出金が行える「DNPスマートデバイス向けATM取引認証サービス」の提供を2018年から開始する。近年、金融とITを融合させた「FinTech」が注目されるなか、そのひとつとしてキャッシュカードや電子マネー、クレジットカードなどの機能をスマートフォンで代替するサービスが普及しつつある。DNPは1980年代にICカード関連の開発に着手して以来、基本ソフト(OS)や各種アプリケーションソフトの開発、カードの製造や発行処理などを手掛け、現在は金融を中心に国内のICカード市場でトップシェアを獲得している。また、生活者がスマートフォンで口座開設や預金管理ができるシステムやサービスも提供している。今回、その実績を生かして生活者がスマートフォンで簡便にATMを利用できる仕組みを、銀行が基幹システムの大幅な改修をせずに導入できるサービスとして開発した。
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PJ web newsより