スーパーバッグはこのほど、卵の殻を微粒子パウダー化して紙繊維と混合した紙素材『CaMISHELL』(カミシェル)の技術を応用し、板紙の開発および紙器の製造販売を開始した。
『CaMISHELL』は、サムライトレーディング、三菱製紙、Touchcard、新生紙パルプ商事が共同出願した登録商標。スーパーバッグはこの『CaMISHELL』を使い、同社製品としてノーコート白ボール(310g/㎡、350g/㎡)や晒クラフト紙(100g/㎡、60g/㎡)のほか、卵の殻から生まれた次世代型バイオマス食器『Shellmine』(シェルミン)を販売する。
卵の生産量は年間約260万tで、消費された後に残る卵の殻は年間約26万tと言われ、その多くは産業廃棄物として処理されている。この卵の殻を有効活用することによって、焼却で発生するCO2排出量の削減に寄与し、またアップサイクルにより環境負荷を低減する。
株式会社 紙業タイムス社 「Future10/3号」より