レンゴー連結子会社で、段ボール、木材パレットなどの重量物包装資材を製造販売するトライコー社は、かねて検討していた本社工場での太陽光発電設備導入を決めた。ドイツ南部のバイエルン州バートヴェリスホーフェンにある本社工場の屋根、および拡張用に保有している土地に、約1万4,000枚の太陽光パネルを設置し、5.6メガワットの太陽光発電設備を導入、2023年下期の稼働を目指す。これにより年間1,000t以上のCO2排出量削減ができる見込み。
再生可能エネルギーの利用が進むドイツにおいて、大規模太陽光発電設備の導入は国の環境方針と一致し、また、レンゴー「エコチャレンジ2030」の目標である「CO2排出量を2013年度比で46%削減」にも合致する。加えて、天然ガスの価格が高騰している欧州では、自家発電は天然ガスの消費抑制にも役立つ。レンゴーは、「エネルギー源の多様化は持続的な生産活動につながる」としており、今後も製品の安定供給とともに環境負荷低減を進めていく考え。
株式会社 紙業タイムス社 「Future1/2号」より