凸版印刷(株)(金子眞吾社長)は、利用者の睡眠状態をリアルタイムに解析できるシート型生体センサーを開発した。介護・看護業界や高齢者住宅向けに、リハビリ効果の最大化やスタッフの業務負荷削減を目的として10月から販売を開始する予定。利用者が装着することなく、睡眠状態をリアルタイムに解析できるシート型生体センサーは日本初。ベッドマットレスの下などに設置するだけで利用者の心拍や呼吸などの生体信号をもとに睡眠状態をリアルタイムに把握できる。山形大学工学部応用生命システム工学科の新関久一教授の協力のもと開発した独自のアルゴリズムで、取得した生体信号を解析。レム/ノンレム睡眠といった睡眠状態の把握が可能になった。介護・看護施設は同製品を導入することにより、利用者の睡眠状態がリアルタイムに把握できるため、就寝時間中の適切なタイミングでの声掛けや睡眠の上質化によるリハビリ効果向上などが期待できる。
装着せずに解析できるシート型生体センサーは日本初
PJ web newsより