大石産業はこのほど、2023年3月期～25年3月期の3ヵ年を対象とする中期経営計画を策定した。
　新中計は、26年3月期の創業100周年に向けたステップと位置づけ、イノベーション活動を中心に事業活動のスピードアップを図り、積極的な設備投資を実施して持続的な企業価値向上を目指す。なお同社は、2月に東京証券取引所の市場第二部（スタンダード市場）に上場している。
　同社の22年3月期は、ここ20年間で過去最高の売上高197億円を記録、経常利益も過去最高水準の15億2,800万円となった。新中計ではさらに高い目標を掲げ、25年3月期売上高238億円、経常利益20億円、経常利益率8.7％（22年3月期7.7％）を目指す。主な成長戦略は次の通り。
【パルプモウルド】22年3月期売上高約49億円⇒＋10億円。新機能を付加した新商品を提案、脱プラの潮流をとらえ新たな需要分野を開拓。
【フィルム】22年3月期売上高約42億円⇒＋6億円。冷食市場に向けたフィルム開発、環境配慮型フィルムの開発。
【重包装袋】22年3月期売上高約59億円⇒＋12億円。海外事業において、東南アジア主要3ヵ国でトップシェアを目指す。
 

株式会社　紙業タイムス社　「Future11/28号」より