日本印刷産業機械工業会が実施している「Japan Color認証制度」で、標準印刷認証の取得企業がこのほど200工場を達成した。
「Japan Color認証制度」は、オフセット印刷の標準色として策定されたJapan Colorの普及のため創設された認証制度。従来印刷業界では、印刷会社ごとに独自の印刷色の規格を設けており、同じデータでも印刷会社が変われば色が合わないのが実情だった。そこでオフセット印刷の印刷色の標準的な基準としてJapan Colorが策定された。これをベースに公正な第三者機関が印刷工場を認証することで、認証を取得した印刷会社は対外的にアピールでき、同時に品質管理の徹底や刷り直しの削減を図れるなどのメリットがある。
認証は標準印刷認証、マッチング認証、プルーフ機器認証、プルーフ運用認証、そして今年5月からスタートしたデジタル印刷認証があり、このうち標準印刷認証は2009年にスタートし、この7月25日に取得工場が201工場となった。
日本印刷産業機械工業会では、認証取得のコツとメリットを解説するセミナーを定期的に開催しており、今後の開催予定は、9/7(大阪)、9/8(名古屋)、9/15(東京)、9/22(東京)、9/29(東京)。場所などの詳細や参加申込は、Japan Colorのwebサイト(http://japancolor.jp/info/001266.html)を参照。
株式会社 紙業タイムス社 「Future9/11号」より