富士フイルム(株)と富士ゼロックス(株)は、両社の国内印刷市場向けインクジェットデジタルプレスの販売機能を、富士フイルムの販売会社のひとつである富士フイルムデジタルプレ(株)(以下「FFDP」)に統合すると発表した。FFDPの代表取締役社長には、2009年から富士ゼロックスでグラフィック分野の営業トップを務めてきた同社執行役員の麻生修司氏が就任する。FFDPは、2011年に富士フイルムの商業印刷向けインクジェットデジタルプレス「Jet Press」シリーズの国内販売・マーケティングを目的に設立された会社。今回、富士ゼロックスの販売機能を統合することで、枚葉型インクジェットデジタルプレス「Jet Press 720S」、軟包装向けUVインクジェットプレス「Jet Press 540WV」に、富士ゼロックスが販売してきた輪転型インクジェットデジタルプレスをラインアップに加え、市場の拡大が予想されるB2サイズ、枚葉型/輪転型のインクジェットプレス市場において、ワークフローやポストプレスソリューションを含めた圧倒的な提案力と販売力を備えた組織を目指す。なお、今後は国内の販売強化に加え、アジア地域での販売支援も行う方針。
左から、FFGS辻重紀社長、FFDP麻生修司社長、FFDP松本聡専務執行役員
PJ web newsより