三菱製紙は、社外取締役などを除く取締役および執行役員を対象とした、業績連動型株式報酬制度を導入する。取締役が株主と利害を共有し、業績向上と企業価値増大への貢献意識を高めるのが狙い。新制度は6月開催の株主総会での承認を経て正式に導入される。
新制度では、欧米の業績連動型株式報酬などと同様、役位や業績目標の達成度に応じて三菱製紙株式および(同株式の)換価処分金相当額を役員に交付する、役員報酬BIP(Board Incentive Plan)の仕組みを採用。役員報酬は、役位に応じたポイントを付与する「固定部分」と、業績目標の達成度に応じてポイントを付与する「業績連動部分」で構成され、その累積ポイントに応じた株式などが、役員退任時に交付される。
株式会社 紙業タイムス社 「Future6/7号」より