中越パルプ工業のセルロースナノファイバー『nanoforest』が、スキンケア化粧品や日用雑貨を製造販売する㈱nijitoの『バウンドクッション』の化粧品原料に採用された。
『バウンドクッション』は、nijitoが展開するライフケアブランド「haru」の新製品。“脱ファンデ”の100%天然由来色付き美容クリームクッションとして、10月から公式オンラインショップで販売開始されている。シリコンの代わりに中越パルプが開発した『nanoforest』を配合し、ピタッとした密着力を実現した。
『nanoforest』は竹由来のCNFで、粉体分散向上、乳化安定、触感改良により、スムースな仕上がりにできるほか、CNFのネットワーク構造が水分をキープすることで、ツヤ感が出てカバー力の高い仕上がりとなる。同社では、「化粧品分野で注目されている国産サスティナブル素材として、丸紅とともに竹由来 CNFのさらなる実用化を目指していく」としている。
株式会社 紙業タイムス社 「Future11/7号」より