低コストで環境負荷が小さい海上輸送の活用による静脈物流システムの構築を図る為、港湾を核とした静脈物流拠点化が行われている。リサイクルポート・総合静脈物流拠点港:製品製造に必要な原材料輸送や生産された製品の消費者までの物流活動に対し,不用物や廃棄物をリサイクル施設や処分場等に輸送する物流を静脈物流として対比。循環型社会の構築に、循環資源有効利用できる施設まで安価に輸送できれば廃棄物の更なる有効活用が期待できる。物流手段として、船舶輸送はエネルギー消費量や環境負荷が少なく港湾を拠点した海上輸送が適している。国土交通省港湾局は、循環資源取扱拠点となる港湾を総合静脈物流拠点に指定し、日本各地を海上輸送網で繋いだ広域的な流動によるリサイクルの促進に取り組んでいる。
2011、January Vol.172 名古屋港 から抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ