中国の12月パルプ輸入量は、前月比15.9%と激減した11月から大幅に数字を回復させ6.5%増で、約171万4千トンとなった。これにより、年間のパルプ輸入量は約1千9百84万トンに伸び、過去最高を記録して2015年を締めくくった。今回のV字回復の要因は、特にNBKP輸入量が前月比10.1%増で約65万7千トンに伸びたことに起因したとしている。12月の輸入実績は、パルプメーカー各社が中国向け価格をトン当たり$10~20値下げした10月受注分が反映しており、この値下げが輸入量を後押しした結果となった。一方、12月のLBKP輸入量は前月比2.6%増の約68万5千トンであった。中国の減速気味の経済にもかかわらず、2015年のパルプ輸入量累計は前年比10.4%増の1千7百97万トンとなった。
2月2日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ