トッパン・フォームズ(株)は、新車ヤードなどの広大な敷地における車両位置特定のため、長距離通信可能かつ高耐久性を持つロケーション管理用ICタグを開発。トヨタ自動車(株)流通情報改善部に採用された。同製品は各駐車スペースの位置情報をICチップのメモリー内に格納し、アスファルト上に設置される。そのため車両が密集していても簡便に読み取り可能な長距離通信性能や、雨水や車両による踏み付けでも壊れない高耐久性を必要とする。しかし従来のICタグではアスファルトに含まれる金属成分により通信距離が減衰、さらに雨水や車両での踏み付けにより通信不良の不具合が生じていた。同製品は同社がこれまでに培ったアンテナ設計技術により、アスファルト上で約1.2mの長距離通信を実現。また独自の内部構造により、雨水の含浸や荷重に対する耐久性が大幅に向上している。今後は、自動車業界を中心にUHF帯ICタグの利用検討している企業に向けて販売。2017年度までに1億円の売り上げを見込む。
使用例
PJ web newsより