レンゴー連結子会社のトライウォール社と、その子会社のトライコー社は、ドイツ北西部のノルトライン=ヴェストファーレン州に、トライコー社の新工場を建設する。投資額は約1億7,000万ユーロ(約246億円)。
トライコー社は現在、ドイツ南部のバイエルン州にある本社工場(貼合工場)を中心に、重量物段ボール、木材パレットなどの設計・製造・販売および物流サービスを行っているが、ドイツ周辺ではこれらの需要が拡大しているため、新工場を建設し生産能力を増強するもの。
新工場は、ドイツの最先端技術を駆使してオートメーション化を進めた最新鋭の貼合工場となる予定で、重量物包装業界に変革をもたらす工場として、2025年7月の完成を目指す。また、世界が掲げる“2050年カーボンニュートラル”を見据え、より環境に配慮した工場とする。
セロファンを値上げ
レンゴーは、6月1日納入分からセロファン全品種を2,000円/連以上(一般セロファン#300換算)値上げする。昨年の価格改定以降も溶解パルプ、薬品、燃料、電力など、製造・物流コストが高騰し、事業収益を著しく圧迫していることが値上げの理由。
株式会社 紙業タイムス社 「Future5/22号」より