全国出版協会、文字・活字文化振興法推進協議会は3月29日、東京都千代田区の中央大学駿河台記念館で、「電子書籍フォーラム2010 おしよせる“書籍から電子書籍へ”の世界潮流~電子書籍の最先端事情と関わり方を考える~」を開催する。
iPadをはじめ多様なデバイスが登場し、2010年は“電子書籍元年”とも言われているが、フォーラムでは、今後の電子書籍はどうなっていくのか、出版界が取り組むべきことは何か、電子書籍制作・流通はどうしたらよいかなど、電子書籍についてさまざまな角度から考察する。
講演内容と講師は次の通り。
○本当は怖い「電子書籍元年」の話~iPad、Kindleは出版業界にとって福音か否か?~(講師:インプレスR&Dインターネットメディア総合研究所客員研究員、クリエイシオン代表取締役・高木利弘)
○電子書籍取次から見た世界の電子書籍動向~日本において電子書籍端末は受け入れられるのか~(講師:ビットウェイ代取社長・小林泰)
○コンテンツ・パブリッシャーへの手引き~iPhone・iPad向けコンテンツ開発&ビジネス入門講座~(パムリンク代表取締役・MOSA専務理事・松木英一、パムリンクエンジニア・MOSAプログラミング講座講師・藤本裕之)
○電子書籍元年といわれる今、出版界が取り組むべきこと(講師:東京電機大学出版局局長、日本出版学会副会長・植村八潮)
■パネルディスカッション~「書籍から電子書籍へ」の世界潮流にどう適応していくか~(コーディネーター:高木利弘。パネラー:小林泰、松木英一、植村八潮)
問い合わせは、全国出版協会・電子書籍フォーラム2010事務局(電03-5225-9711 F03-5225-9722 http://www.ajpea.or.jp/)まで。
株式会社 紙業タイムス社 「Future 3/29号」より