韓国の新聞用紙メーカーPaper Corea社は、新聞用紙年産12万トンの生産能力を有する同社1号機での生産を永久に停止とする見込みであることが分かった。同ラインは、過去3年以上で膨らんだ財務損失に歯止めをかける為、年内で停機措置となる模様。現在、同社は新聞用紙年間約9万トンをアジア諸国へ輸出しているが、1号機の停機により輸出向け数量のほとんどを断念せざるを得ない状況となる。同社が新聞用紙の減産に至る決断を選択せざるを得ない状況は、国内外の新聞用紙市場の継続的な低迷状態によるところが大きく、同産業が抱える問題点である原材料の調達面とコスト面での悪化が主因となっているとしている。
3月20日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ