日本包装技術協会が主催する「2010日本パッケージングコンテスト」で、レンゴーは「包装技術賞」と「部門賞」の2部門で次記5作品が入賞した。
<包装技術賞>(適正包装賞)
○スイカ用ノンステープル箱「オーバーカインドロック」…ステープルやテープなどの封かん材を使わずに底抜けを防止できる、スイカ用段ボール箱。
○三洋クリーナー「airsis」のオール段ボール包装…全部材を段ボールで梱包した包装形態。外装箱を複両面段ボールから両面段ボールへ変更でき、約20%の軽量化を実現した。三洋電機コンシューマエレクトロニクスとの共同開発品。
<部門賞>
〔大型・重量物包装部門賞〕
○ハイブリッドカー用バッテリーパック梱包箱…包装作業効率の大幅向上を実現したカーバッテリーの輸送包装。包装ライン人員は2名から1名へ、包装時間は3分から1分へ短縮。糊貼不要の固定材の開発や、包装作業の標準化により包材コストが大幅に削減できた。プライムアースEVエナジーとの共同開発品。
〔飲料包装部門賞〕
○サントリー天然水エコクリア包装…シュリンクフィルムを使用したPETボトル用包装。サントリービジネスエキスパートとの共同開発品。
〔電気・機器包装部門賞〕
○カラープリンター用トナー“縦置き禁止包装”の改良…緩衝固定材一体形の個装箱で、組立てると縦置きできない変則六角柱箱になる。従来は外箱+緩衝固定材の2ピースだったが、外箱の糊貼りが不要となり容積、段ボール使用量ともに20%以上削減。京セラミタ、八木段ボールとの共同開発品。
株式会社 紙業タイムス社 「Future 10/11号」より