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紙の業界ニュース

2016/01/07

=凸版印刷=地域の希少種保全のため朝霞工場に保全池を設置

凸版印刷はこのほど、生物多様性保全の新しい取組みとして、朝霞工場の敷地内に地域の河川と同様の水辺環境を再現した保全池を整備した。希少種の魚や植物を保全し、地域の生物多様性保全に貢献していく。
 保全池は、埼玉県生態系保護協会の指導のもと、生物が生息しやすいよう水辺環境に配慮して整備された。2013年4月に保全池の水質を測定し、魚が生息できる環境であることを確認した後、7月から1年間にわたり保全池の水温を調査。川の上流に生息する生物から下流の生物まで幅広く保全できるよう、水温や水流の強さによって保全池を4つのエリアに区分し、自然に近い環境を再現できるよう工夫している。
■保全池の整備内容
○保全池の各エリアで水温を1年間計測し、保全対象種の生息に適しているかを事前に検証。
○保全池を水温によって4つのエリアに区分し、河川の上流から下流まで、幅広く生物を保全できるよう、水温や水流の強さを考慮して水辺環境を整備。
○埼玉県生態系保護協会の指導のもと、絶滅が危惧される生物を保全対象として選定。野生での絶滅の危険性が高いホトケドジョウやミナミメダカを水槽で増殖後、保全池で生育する。
■保全池の概要
〔所在地〕朝霞工場敷地内(埼玉県新座市)
〔敷地面積〕70㎡
〔保全対象種〕ホトケドジョウ、ミナミメダカ
〔水源〕 地下水
 朝霞工場では今後、埼玉県生態系保護協会の監修のもと、保全する生物の種類を追加、また希少生物を繁殖させて近隣河川である柳瀬川や新河岸川など本来の生息地へ戻すことで、地域の生物多様性保全に貢献する考え。さらに、保全池を近隣の小中学校向けに環境教育の場として提供していく。
 凸版印刷はこれまでも、 複数の工場で生物多様性保全に関する取組みを実施している。群馬センター工場では、工場の敷地全体に約5,000本の木を植樹して30%以上の緑地率を確保し、「緑の保全・創出により社会・環境に貢献する開発事業」の認定を受けている。また埼玉県の深谷工場では、敷地全体の約4分の1に相当する4万2,000㎡の緑地で、鳥類の食物となる花や実のなる植物や巣箱を設置し、水辺に水生植物を配置するなど生物多様性に配慮している。同工場では従業員とその家族を対象とした環境教育プログラムも実施しており、これらの活動が評価されて「いきもの共生事業所認証」を取得した。
 凸版印刷は、「今後も各工場で生態系保護を目的とする第三者の監修のもと、地域の生物多様性保全に配慮した事業活動を推進していく」としている。
 
株式会社 紙業タイムス社 「Future1/4号」より
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