コクヨS&Tは7月7日、琵琶湖・淀川水系のヨシを使用した紙製品『ReEDEN(リエデン)』シリーズの新アイテムとして、意匠ノート『ReEDEN colours(リエデンカラーズ)』を発売した。
コクヨが中高生を対象にノートに関する調査を実施したところ、ノートへの不満として、「表紙が同じ色だと取り間違える」「背クロスは色が濃いものが多く、タイトルなどを書き込みにくい」などの意見が多かった。
そこでコクヨは、『ReEDEN colours』の表紙には20色(定番10色、数量限定10色)を揃え、教科別や授業用、演習用など用途別に色分けできるようにした。また背クロスには、水性ペンでも書き込める素材を採用、色も白にして書いたタイトルを見やすくした。なお、ノートの中紙は琵琶湖・淀川水系のヨシを原料とし、売上げの一部をヨシ群落の保全活動に役立てる。メーカー希望小売価格157円、年間売上目標2億5,000万円。
『ReEDEN』はコクヨ工業滋賀が、枯れヨシの活用促進と琵琶湖の環境保全意識を幅広く広めることを目的に、2007年11月に発売した紙製文具シリーズで、これまでにノート、ルーズリーフ、手紙セット、ヨシ名刺など紙製品12品種29品番を販売している。
株式会社 紙業タイムス社 「Future 7/19号」より