1枚から紙を買えるネット通販 紙販売のPapermall(ペーパーモール)

  • 新規会員登録
  • ログイン
  • マイページ
  • カートを見る
商品検索

紙の業界ニュース

2014/03/17

決 算

=紙パの第3四半期=
 前号に続き、紙パ関連企業の第3四半期(2013年4~12月)決算を紹介する。数値は連結ベース、単位100万円、( )内は対前年同期増減率、〈 〉内は前年同期の実績値。
●日本紙パルプ商事
〔第3四半期〕
 売上高 395,379 (+6.3%)
 営業益 5,943 (+14.6%)
 経常益 6,130 (+12.5%)
 当期益 3,035 〈前期△3,389〉
〔通期予想〕
 売上高 520,000 (+2.9%)
 営業益 7,200 (+7.2%)
 経常益 7,000 (+2.1%)
 当期益 3,000 〈前期△2,309〉
 3Qは、特に注力している海外事業が欧米・中国を中心に順調に推移した。製紙・加工事業も家庭紙などが堅調で、次期中期経営計画でもさらに生産性・収益性を高めるべく、設備新設・更新を検討している。
 セグメント別の業績を見ると、「国内卸売」は売上高が前年同期比+0.2%、経常利益が販管費の減少により同+15.9%。「在外卸売」は米国・中国の販売順調に加えて円安効果もあり、売上高が同+27.2%、経常利益が同+118.7%だった。
●共同紙販ホールディングス
〔第3四半期〕
 売上高 12,873 (△0.9%)
 営業益 31 (△65.7%)
 経常益 53 (△46.9%)
 当期益 61 (△26.9%)
〔通期予想〕
 売上高 18,000 (+3.0%)
 営業益 200 (△1.3%)
 経常益 200 (△3.9%)
 当期益 180 (+3.0%)
 紙の需要が伸び悩む中、印刷用紙・情報用紙の適正価格販売を主眼に販売活動を展開した。需要家のニーズにきめ細かく対応する営業活動により販売量は前年同期を上回った。利益面では金融コストの圧縮に努め、小口の商売を大切にし、加工や迅速なデリバリーに注力したが、年間2度に渡るメーカーの価格修正により仕入原価が上昇し営業利益を圧迫した。また、物流費の増加もあって減益を余儀なくされた。
 
=紙パの2013年12月期決算=
 続いて、12月決算企業の通期業績(2013年1~12月)を紹介する。数値は連結ベース、単位100万円、( )内は対前年度増減率。
●ザ・パック
〔通期〕
 売上高 84,315 (△0.3%)
 営業益 5,253 (+4.3%)
 経常益 5,391 (△2.5%)
 当期益 3,301 (+9.7%)
〔次期予想〕
 売上高 86,000 (+2.0%)
 営業益 5,700 (+8.5%)
 経常益 5,800 (+7.6%)
 当期益 3,310 (+0.2%)
 当期は「私たちは、明るく元気に 最高、最善を目指します」をスローガンに、グループ全社の結束を強化し首都圏を中心とした市場開拓に注力する一方、遊休地の処分や不採算事業の見直し・改善を図った。グループ売上高の57.9%を占める「紙加工品事業」は、主力の紙袋が全体的に堅調に推移し、紙器と印刷の売上高も前年を上回ったが、段ボールは前年割れとなった。事業全体の売上高は前年比+0.9%、営業利益は東京工場の減価償却費の逓減などによって同+27.7%となった。一方、グループ売上高構成比20.7%の「化成品事業」は減収減益、同21.4%の「その他事業」も減収減益だった。
 次期見通しについては、アベノミクスによる景気上昇への期待感はあるものの、消費増税の影響への懸念もある。円安による原材料の価格上昇も予想され、一方で製品の低価格競争が継続するなど、当面は厳しい経営環境が続くと見られる。こうした中、ザ・パックとしては国内外で市場開拓を進めて事業を拡大し、製品・サービスの開発と企画提案・品質向上に注力しながら適正価格販売に努める方針。また事業内容の見直しや業務改革による合理化も推進していく。
●ダイナパック
〔通期〕
 売上高 46,516 (+1.7%)
 営業益 1,513 (△4.5%)
 経常益 1,792 (△7.2%)
 当期益 1,344 (+1.5%)
〔次期予想〕
 売上高 47,100 (+1.3%)
 営業益 1,550 (+2.4%)
 経常益 1,750 (△2.4%)
 当期益 1,450 (+7.9%)
 段ボールの国内消費は、食料品用が堅調に推移し、通販・宅配・引越用が高い伸びを示す一方、電気・機械器具用や繊維製品用は伸び悩み、業界全体の年間生産量は前年比微増。ダイナパックグループの国内販売量は、加工食品、青果物分野で前年および業界水準を上回る伸びを見せ、通販・宅配分野も同様の成果を収めた。一方、電機・機械器具分野は前年水準を下回った。これらの結果、国内販売量合計は前年比+2.5%となった。金額面では、競争環境の激化に加え、製品の薄物化・軽量化などにより単価が前年を下回り、販売金額合計は同△2.2%だった。海外事業は、ベトナムで生産能力を増強し、中国やマレーシアでも販売を伸ばしていることから、重要なセグメントへ成長している。
 次期については、適正価格の維持と生産量の確保に継続して取り組む方針。品質・サービス・コスト競争力で地域ナンバーワンを目指し、またその推進力として、取扱商品群の品質、企画開発力、提案力をさらに高める。生産面では、歩留まり・生産性改善を推し進めるとともに、品質向上のための設備投資も積極的に行う。海外では、海外事業推進本部を新設し、既存海外法人への経営支援を行うとともに、将来に向けた中期海外事業構想の策定、新拠点展開の探査および事業開発の計画化を、アジア市場を中心に行っていく。
 
 
団体の動き 
 
=関東製紙原料直納商工組合=持ち去り古紙の買入れ事業者名を公表
 関東製紙原料直納商工組合(=関東商組)はこのほど、再三の警告にもかかわらず持ち去り古紙を繰り返し買い入れている事業者名を公表した。対象事業者は次の通り。
【警告の対象事業者】
○タカラリサイクル(東京都八王子市川町21-1 代表取締役・森実由美、現場従事者・新堀勝男)
 関東商組は昨年10月、「持ち去り古紙を繰り返し買い入れている事業者名の公表」について、自治体や関連団体に通知するとともにプレスリリース。しかし11月、神奈川県海老名市で持ち去られた古紙がタカラリサイクルに持ち込まれたことが判明。それを受けて関東商組は、同社に対し持ち去り古紙を買い入れないよう警告。しかし同社は今年に入り、再び持ち去り古紙を買い入れ。これに対し関東商組は、買い入れないよう警告するとともに、3度目の持ち去り古紙買い入れが判明した場合は、事業者名を公表する旨を伝える。しかしまた、1月29日に3度目の買い入れを行ったことが判明したため、関東商組は事業者名公表に踏み切った。なお、古紙にセットしたGPSの追跡調査によれば、同社は昨年、前記以外にも7回の買い入れを行ったことが確認されている。
 
 
 
株式会社 紙業タイムス社 「Future3/17号」より
おすすめ

「紙」をお探しの際には、ぜひPapermallをご活用ください。

法人の方へ 素材のご相談
紙や機能紙、その他素材でお悩みの方は是非一度ご相談ください!
インクジェットロール
ペーパーモールでは様々な素材のインクジェットロールをご用意しています。
PaperMallでは株式会社スギノマシン協力のもと「BiNFi-s(ビンフィス)」トライアルセットを販売しております。
PaperMallでは株式会社スギノマシン協力のもと「BiNFi-s(ビンフィス)」トライアルセットを販売しております。