テトラパックは先頃、自社の環境パフォーマンスやCSRについて、2013年の実績をまとめた「サステナビリティ・アップデート2014」を発行、次のような実績を報告した（抜粋）。

◎テトラパック容器に入った牛乳などの飲み物が、（世界の）6,400万人以上の児童に届けられた。一例を上げると、テトラパックの協力で2013年6月に始まったミャンマーの学校牛乳プログラムでは、4万5,000人の児童が3年間にわたって紙容器入りの安全な牛乳を飲めるようになった。

◎（テトラパックは）完全に再生可能な容器の実現に向けて業界をリード。2013年はバイオ素材の（サトウキビ由来のプラスチックで作られた）キャップを使用した容器の出荷量が11億パックと、2012年の販売量の2倍近くに達した。

◎2013年の使用済み紙容器の回収量は2万4,359t、リサイクル率は28.8％となった。「テトラパックのベルマーク運動」では、ベルマーク運動に参加する団体数は2014年7月末時点で4,728団体。この活動を通じて回収された紙容器の総重量は、2014年上半期で300tを超え、前年同期の回収総重量約230tと比較して30％以上の大幅増となった。また、「テトラパックリサイクル便」（着払いメール便のシステムを利用し、消費者と再生紙工場をダイレクトにつなぐ使用済み紙容器回収システム）の登録メンバー数は、2014年8月末で8,389名となった。

◎グリーン電力証書活用の取組みにより、日本テトラパックは2013年、約1,635tのCO2削減に貢献。

◎2013年11月、日本テトラパックおよび御殿場テトラパックが、FSCのCoC認証を取得、国内初のFSC認証ラベル付き飲料向け紙容器の出荷を開始した。

 

株式会社　紙業タイムス社　「Future10/20号」より