王子ネピアはこのほど、大人用紙おむつ『ネピアテンダー』の医療・福祉施設向けシリーズから、尿パッドの新製品とリニューアル製品を発売した。
新製品として発売されたのは、尿量が多い時や水様便対策に使える『ネピアテンダーパッド大判おまかせ1200 水様便にも』。
医療・福祉施設には、要介護度が高く利尿剤や点滴によって通常よりも尿量が多い人や、下剤の服用によって水様便の症状がある人もいる。こうした人達に対応するため、新製品は尿の吸収性能を高め、水様便も吸収できる性能を付与した。尿の目安吸収量はネピアテンダーの中で最も多い1200で、さらに同社が独自開発した「スピード吸水構造」と「水様便透過シート」を採用している。スピード吸水構造は、吸収体の中央に前後方向のスリットをつくることで尿をすばやく拡散し、速い吸収スピードを実現。水様便透過シートは、パッド表面と内部の両方に繊維同士の隙間が大きいシートを採用し、水様便を透過吸収する仕組みをつくった。さらに、ニオイを防ぐ消臭ポリマーを新たに配合している。
このほか、『エクストラ1000』をリニューアルし、『ネピアテンダーパッドエクストラ1000SP』として出荷を開始した。前出の新製品と同じく「スピード吸水構造」を採用したほか、ニオイを防ぐ消臭ポリマーを新配合。目安吸収量は1,000。
株式会社 紙業タイムス社 「Future11/4号」より