欧州段原紙市場は2009年下期から2010年は健全な工業生産で段ボール箱需要が高まり堅調に推移した。伸び率の高い品目は白ライナー(フレッシュパルプ及び古紙物)で2010年欧州段原紙消費量の12%を占めている。白ライナーの消費量は10年前は約5%程度で、白ライナー(フレッシュパルプ物)と白テストライナー(古紙入り)の数量は其々110万㌧程度であった。美粧用段ボール箱への需要の高まり及び古紙再生技術の進歩から白テストライナーの数量が2010年には単独で210万㌧以上に達している。 2010年欧州段原紙市場(消費量及び割合):総量2900万㌧―再生ライナー930万㌧(32%)、未晒ライナー(フレッシュパルプ)460万㌧(16%)、白テストライナー210万㌧(7%)、白ライナー140万㌧(5%)、再生中芯102万㌧(35%)、セミケミカル中芯160万㌧(5%)。 12月8日付け RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ