レンゴーはこのほど、パッケージデザインの世界的なコンペティション「Pentawards 2017」(ペントアワード)で、2点が銅賞を受賞し、1点が入選した。
レンゴーの受賞作品は次の3点。
◆食品部門(銅賞):「干物 贈答箱」(髙橋水産)…「刺身を超える干物」づくりを続けてきたクライアントの商品づくりの真髄を表現した贈答用段ボール箱。 「干物」という加工品でありながらも、魚本来の美味しさを生かした商品であることを感じさせるように、箱のデザインは素朴ながらも、魚拓をイメージした墨1色とした。
◆コンセプト部門(銅賞):「ピュリナ通販ケース」(ネスレ日本)…キャットフードの通販用段ボール箱。配送後に資源ごみとせず、キャットタワーとしてアフターユースできる。 箱の側面には、インテリア性の高いデザインや猫型などの窓を設けている。 すべての側面にブランドロゴを配置することで、自然と写真に写り込み、SNS投稿の際に広告として拡散する仕掛けになっている。
◆飲料部門(入選):「レギュラーコーヒー詰め合わせ」(ドトールコーヒー)…コーヒーのパッケージを、日本の正月にふさわしい、品格のある年賀用としてデザイン。 “赤ワイン、白ワイン、シャンパン”をイメージしたコーヒーの詰め合わせであることから、それぞれのワインカラーを用い、日本古来の伝統文様を和紙に描いた。 和紙独特の風合いと優美さを茶筒に表現し、日本らしさを感じさせている。
株式会社 紙業タイムス社 「Future11/6号」より