先日開催されたラテンアメリカ紙パルプ展望会議で下記表明。ブラジルは世界中でも晒ユーカリパルプ(BEK)生産コストが低い国とされていたが、コスト上昇で、競争力がなくなってきている。BEKの生産コストは約450㌦で中国向けは運賃込みで約680㌦前後となり、更に財務諸費用や資本支出費を加えるとパルプ自体のコストは680㌦と上昇せざるを得ず、現行のパルプリスト価格(アジア向け運賃込み)650-730㌦は到底ペイしない状態。大手パルプメーカーのフィブリア、スザノやセニブラ社はブラジル通貨レアルの対米㌦高によりEBITDA(金利、税金、償却前利益)ベースの利幅が50%から35%に減少していると発言している。この10年以内に少なくとも新規パルプ工場10ケ所が主にブラジルで計画されており、今後6年間で新たに1250万㌧能力増となる見込み。この生産能力増は中国ので需要を当てにしているが、中国では大量の古紙やNパルプを使用する段原紙分野の成長が著しく、近年需要が増加しているLパルプは国産メーカーの増産が増えている状態で南米パルプの先行きが懸念される。 9月6日付け RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ