日本製紙グループの日本製紙クレシアは、障がい者の仕事づくりを支援するRE機構が4月から販売を開始した『パズルDEにっぽん』と『地図記号スタンプ』を、販売面からサポートしている。
RE機構は、3RE(リユース、リデュース、リサイクル)の推進と、心身に不自由のある人の社会参加への道を開くことを目的に活動する特定非営利活動法人。
『パズルDEにっぽん』と『地図記号スタンプ』は、各地の障がい者作業施設や障がい者を雇用する企業で製作されており、一つ一つが手作り。いずれも、社会科教材としてプラスの教材カタログに掲載され、4月1日から全国の小学校向けに発売された。日本製紙クレシアは、このカタログ掲載に当たり協力している。また、発売に先駆けて3月31日には、日本製紙グループ本社ビルで製品展示会も開催し、製品PRをサポートした。
『パズルDEにっぽん』は、卓球ラケット用の木曽ヒノキの板のうち、規格外のため廃棄されていたものを使った木製パズル。各市町村がピースになった都道府県単位のパズルで、全49点の品揃え(北海道は3分割)。ピースは10年3月末現在の市町村となっており、ピースを取ると市制・町村制施行時(主に1889年)の郡境の地図が現れ、過去と現在を比較できるようになっている。
『地図記号スタンプ』は、今まで捨てられていたコルク栓を持ち手部分に再利用した、ゴム製スタンプ。学校や病院などの地図記号12種類が1セットになっており、今後種類を増やす予定。材料のコルク栓は、主に東京、神奈川、新潟などの企業、店舗、個人の寄付により集められたものを使っているが、今後は全国的なリサイクル運動として広く呼びかけていく計画。
株式会社 紙業タイムス社 「Future 4/26号」より