1枚から紙を買えるネット通販 紙販売のPapermall(ペーパーモール)

  • 新規会員登録
  • ログイン
  • マイページ
  • カートを見る
商品検索

紙の業界ニュース

2019/06/11

決 算

=紙パの2019年3月期②=
 前号に続き、紙パ関連各社の2019年3月期(2018年4月~19年3月)決算を紹介する。以下、連結ベース、単位100万円、( )内は対前年度増減率、〈 〉内は前年度の実績値。
【紙加工】
●レンゴー
〔2019年3月期〕
 売上高 653,107 (+7.8%)
 営業益 25,292 (+48.1%)
 経常益 27,454 (+18.5%)
 当期益 17,163 (+3.3%)
〔2020年3月期予想〕
 売上高 700,000 (+7.2%)
 営業益 35,000 (+38.4%)
 経常益 37,000 (+34.8%)
 当期益 25,000 (+45.7%)
○板紙・紙加工関連事業…売上高は前年度比+8.8%、営業利益は同+117.9%。連結子会社の増加や製品価格の改定、販売量の増加により増収増益。生産量は、板紙製品が前年度比+1.8%、段ボール製品は段ボールが同+4.6%、段ボール箱が同+5.7%。
○軟包装関連事業…売上高はコンビニ向けの需要が増加し前年度比+7.0%、営業利益は原料価格の上昇や固定費増加により同△48.5%。
○重包装関連事業…売上高は前年度比+4.1%、営業利益は同△9.4%。樹脂製品販売量は増加したが、原料価格の上昇で増収減益。
○海外関連事業…売上高は前年度比+9.0%、営業利益は同+47.5%。連結子会社の増加に加え、段ボール事業や重量物包装事業が堅調で増収増益。
○その他の事業…運送事業の採算改善などにより、売上高は前年度比+0.5%、営業利益は同+30.9%。
●リンテック
〔2019年3月期〕
 売上高 250,942 (+0.8%)
 営業益 17,977 (△10.5%)
 経常益 17,993 (△2.2%)
 当期益 12,937 (+14.9%)
〔2020年3月期予想〕
 売上高 260,000 (+3.6%)
 営業益 19,000 (+5.7%)
 経常益 18,500 (+2.8%)
 当期益 13,500 (+4.3%)
○印刷材・産業工材関連…売上高は前年度比+1.0%、営業利益は同+23.7%。印刷・情報材事業部門では、シール・ラベル用粘着製品が国内とASEAN地域で堅調に推移したが、中国で低迷。産業工材事業部門では、通販向け装置が堅調に推移。海外では、自動車用粘着製品がインドやASEAN地域で順調だったほか、ウインドーフィルムも好調。
○電子・光学関連…売上高は前年度比+1.6%、営業利益は同△6.9%。アドバンストマテリアルズ事業部門は、半導体関連粘着テープが市場の生産調整の影響を受けたが、半導体関連装置は前年実績並み。積層セラミックコンデンサ関連テープは好調。オプティカル材事業部門は、光学ディスプレイ関連粘着製品で大型テレビ用が順調に推移。
○洋紙・加工材関連…売上高は前年度比△2.0%、営業利益は同△40.5%。洋紙事業部門では、耐油耐水紙が順調に推移。加工材事業部門では、炭素繊維複合材料用工程紙は順調だったが、一般粘着製品用や電子材料用剥離紙が低調。
【紙流通】
●日本紙パルプ商事
〔2019年3月期〕
 売上高 535,495 (+2.7%)
 営業益 10,805 (+6.7%)
 経常益 10,753 (+7.5%)
 当期益 3,871 (△37.6%)
〔2020年3月期予想〕
 売上高 560,000 (+4.6%)
 営業益 13,300 (+23.1%)
 経常益 13,000 (+20.9%)
 当期益   7,500 (+93.7%)
 営業・経常利益は過去最高益を記録したが、当期純利益は連結子会社、野田バイオパワーJPの廃棄物処理費用引当金繰入額を特別損失に計上したことなどにより減益。
○国内卸売…紙・板紙の売上高は、価格修正が寄与したが、紙の需要減に加え自然災害の影響による供給不足もあり、前年度比△0.6%、経常利益は同△9.4%。
○海外卸売…前2Qに連結化したBall & Doggettグループの業績寄与や、日本からの輸出好調により、売上高は前年度比+10.5%、経常利益は同+68.9%。
○製紙および加工…再生家庭紙事業、板紙製造事業、海外段ボール加工事業の好調により、売上高は前年度比+5.1%。経常利益は、段原紙の価格修正が浸透し同+25.9%。
○資源および環境…売上高は前年度比△8.0%、経常利益は同△28.4%。
○不動産賃貸…売上高は前年度比+24.2%、経常利益は同△8.3%。
●国際紙パルプ商事
〔2019年3月期〕
 売上高 384,973 (+1.9%)
 営業益 2,280 (△3.5%)
 経常益 2,518 (△18.4%)
 当期益 2,497 (+2.6%)
〔2020年3月期予想〕
 売上高 387,000 (+0.5%)
 営業益 2,000 (△12.3%)
 経常益 2,100 (△16.6%)
 当期益 2,200 (△11.9%)
○国内拠点紙パルプ等卸売事業…売上高は前年度比+0.8%、営業利益は同+1.0%。紙は、出版物の需要減の影響を受けたが、輸出の増加で売上げは横ばい。板紙は、拡販に加え販売単価の上昇も寄与して増収。製紙原料は、古紙は中国の輸入規制に伴い日本国内の在庫が増加し、価格が弱含みに推移したため数量・金額ともに減少。パルプは、価格の高止まりや販売好調により数量・金額ともに増加。
○海外拠点紙パルプ等卸売事業…売上高は前年度比+7.0%、営業損益は黒字転換して30百万円(前年は△91百万円)。米国は、輸入塗工紙が好調に推移した結果、売上高は増加。東南アジアは低調。東アジアは、香港の売上高が大きく伸長した一方、中国はほぼ横ばい。豪州の売上高はほぼ横ばい。
○不動産賃貸事業…売上高は前年度比△2.9%、営業利益は同+6.9%。
●平和紙業
〔2019年3月期〕
 売上高 19,110 (+0.3%)
 営業益  254 (+20.8%)
 経常益  341 (+11.3%)
 当期益  225 (△21.8%)
〔2020年3月期予想〕
 売上高 19,400 (+1.5%)
 営業益  260 (+2.1%)
 経常益  344 (+0.8%)
 当期益  238 (+5.4%)
○ファンシーペーパー…デザイン・クリエイティブ部門への継続的な提案活動や商品説明会を実行し、書籍や高級パッケージ用途の販売量が増加。東アジア向け輸出も好調で、売上高は前年度比+4.2%。
○ファインボード…書籍、化粧品・健康食品高級パッケージ用が堅調に推移したものの、商業印刷物需要に停滞感があり、売上高は前年度比△1.3%。
○高級印刷紙…紙製品は堅調だったが、商業印刷物や書籍が伸び悩み、売上高は前年度比△2.9%。
○ベーシックペーパー…商業印刷物の需要は減退したが、書籍向けや医療・化粧品パッケージ用途が堅調で、売上高は前年度比+1.3%。
○技術紙…耐水撥水性機能紙は好調だったが、工業品製造用工程紙が減少し売上高は前年度比△0.7%。
○その他…家庭紙は若干増加したが、製紙関連資材や紙加工製品の販売減少により、売上高は前年度比△22.8%。
●共同紙販ホールディングス
〔2019年3月期〕
 売上高 15,465 (+0.4%)
 営業益 109 (+29.7%)
 経常益 135 (+25.2%)
 当期益 160 (+33.4%)
〔2020年3月期予想〕
 売上高 16,000 (+3.5%)
 営業益 120 (+9.2%)
 経常益 150 (+11.1%)
 当期益 100 (△37.6%)
  加速する国内紙需要の減少と、需要に対応しきれない供給不足というねじれ環境の中、国内販売シェア維持と適正価格販売に取り組んだ結果、主力の印刷用紙が順調に推移し、数量・金額とも前年を上回った。
  利益面では、売上増による売上総利益の増加と物流子会社の業務改善もあって、営業段階、経常段階とも増益。さらに繰延税金資産の計上も最終利益に大きく貢献した。 
 その結果、売上高は前年度比+0.4%、営業益は同+29.7%、経常益は同+25.2%、当期益は同+33.4%と軒並み増加した。セグメント別でみると、洋紙卸売事業が同+0.5%、不動産賃貸事業が同+0.0%、物流事業が同+7.9%だった。
  郡司勝美代取社長は「2018年度に比べ、19年度は輸入紙が徐々に増える見込み。供給不足が解消されるにつれて、紙流通の動き方も若干変わってくるのではないか」とコメントした。
 
株式会社 紙業タイムス社 「Future6/10号」より
おすすめ

「紙」をお探しの際には、ぜひPapermallをご活用ください。

法人の方へ 素材のご相談
紙や機能紙、その他素材でお悩みの方は是非一度ご相談ください!
インクジェットロール
ペーパーモールでは様々な素材のインクジェットロールをご用意しています。
PaperMallでは株式会社スギノマシン協力のもと「BiNFi-s(ビンフィス)」トライアルセットを販売しております。
PaperMallでは株式会社スギノマシン協力のもと「BiNFi-s(ビンフィス)」トライアルセットを販売しております。