中華環境保護連合会事務総長の言では、第12次5ヶ年計画期間に製紙産業が10%以上の成長を維持するには、産業構造調整及び合理化が必須としている。目下、中国製紙産業は世界一、総生産能力は1億㌧強に達している。 製紙会社3,050社中、中小企業が2657社(87.11%)、中型企業360社(11.8%)、大手33社(1.08%)と総生産量が多い割には、生産が分散化され、生産設備が古い中小企業の割合が高い。中国製紙産業全体が比較的近代化から遅れ、大量エネルギー消費と汚染発生が重要な問題となっている。2011年に発表された旧式機械設備淘汰計画では製紙産業生産能力の819.6万㌧が淘汰対象、該当企業599社が公表された。近い将来製紙産業の4割近くが淘汰され、5年先には製紙メーカー上位10社で市場の40―50%を占める見込み。汚染問題では、全国10大汚染産業の中で製紙産業が首位で、汚水排出量は第3位(10-12%の占有率)、汚水中の化学酸素消費量は40-45%占め第1位となっている。 1-7月製紙産業生産量6369万㌧で前年同期比生産量は15.56%増、金額25.92%増、但し利益率は1.57%減少した。 9月1日付け 中国紙網から抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ