(株)SANYO-CYP(本社/大阪市中央区)は、ニスなどの透明インキや機能性塗布剤などの膜厚管理が可能となる膜厚管理装置「SY100」の本格販売を開始した。
同装置は、透明インキの膜厚とセンサーが受光した電圧値に相関関係があることに着目し、膜厚値を測定するのではなく、印刷物が基準の膜厚で印刷されているかを管理する装置として開発されたもの。具体的には、あらかじめ印刷に使用する用紙と透明インキで限度見本を印刷し、「SY100」にて測定をして基準となる電圧値を作成する。基準作成後は実際の印刷作業中に「SY100」で測定し、表示される電圧値が基準値内に収まっているか確認を行い、透明インキの膜厚を管理する。
「SY100」は測定結果を表示する本体とセンサー部分となるプルーブで構成される。プルーブは印刷する用紙によって白紙用センサー、蒸着紙用センサー、透過用センサーを用意している。
膜厚管理装置「SY100」
PJ web newsより