厚生労働省はこのほど、平成30年度(2018年度)の「安全優良職長厚生労働大臣顕彰」の受賞者を発表した。
今年で21回目を迎えるこの顕彰制度は、労働災害による休業4日以上の被災者数が約12万人(2017年)となる中、高い安全意識を持って安全指導を実践してきた職長を顕彰することにより、事業場や地域における安全活動の活性化を図ることを目的に実施されている。「職長」とは、事業場で作業員を直接指揮監督し、作業の安全確保・遂行に責任を持つ監督者のこと。班長、作業長などとも呼ばれ、「安全のキーパーソン」と言われる。今年度は140名が受賞し、製紙業界からは、日本製紙連合会が推薦した河村睦氏(特種東海製紙三島工場)、長谷川和史氏(レンゴー尼崎工場)、および松本労働基準協会が推薦した石其真一氏(王子マテリア松本工場)が受賞した。
今年度の顕彰式典は、1月11日(金)に厚生労働省講堂(東京都千代田区)で執り行われる。
株式会社 紙業タイムス社 「Future1/7号」より