=紙パの第3四半期④=
前号に続き、紙パ関連各社の2019年3月期第3四半期(2018年4~12月)決算を紹介する。以下、連結ベース、単位100万円、( )内は対前年同期増減率、〈 〉内は前年同期の実績値。
【紙加工】
●ナカバヤシ
〔第3四半期〕
売上高 46,593 (+10.0%)
営業益 1,084 (△27.4%)
経常益 1,408 (△22.1%)
当期益 920 (△6.4%)
〔通期予想〕
売上高 63,500 (+6.5%)
営業益 2,800 (+7.9%)
経常益 3,170 (+7.0%)
当期益 1,850 (+10.8%)
売上高は、前期に連結化した国際チャート㈱の業績がフルに寄与して増収となったが、利益面は、原価率の上昇、販管費の増加により営業・経常益が減益。当期益は、投資有価証券売却益や匿名組合清算益などの計上により、減益幅が小さくなっている。
○ビジネスプロセスソリューション事業…売上高は前年同期比+20.6%、営業利益は同△16.1%。
○コンシューマコミュニケーション事業…売上高は前年同期比△3.4%、営業利益は同△27.9%。
○オフィスアプライアンス事業…売上高は前年同期比+4.0%、営業利益は同△14.3%。
○エネルギー事業…売上高は前年同期比+5.0%、営業利益は同+2.5%。
○その他…売上高は前年同期比+10.8%、営業損益は△2,100万円。
●朝日印刷
〔第3四半期〕
売上高 28,545 (△1.6%)
営業益 1,447 (△28.1%)
経常益 1,784 (△21.6%)
当期益 1,105 (△28.6%)
〔通期予想〕
売上高 39,911 (+3.6%)
営業益 2,564 (+1.7%)
経常益 2,852 (+0.8%)
当期益 1,915 (+3.2%)
印刷包材事業の売上は増加したが、包装システム販売事業の売上減少により減収となった。利益面は、印刷包材事業の増産体制構築に伴う費用増加により減益。
○印刷包材事業…売上高は前年同期比+3.2%、セグメント利益は同△5.0%。医薬品市場では医療用向け・OTC向けともに前年同期を上回り、また化粧品向けも好調な市場動向を受けて増加。
○包装システム販売事業…売上高は前年同期比△47.5%、セグメント利益は同△36.2%。
○その他(人材派遣事業)…売上高は前年同期比+10.4%、セグメント利益は同+5.2%。
●古林紙工
〔第3四半期〕
売上高 12,717 (△1.2%)
営業益 578 (+6.6%)
経常益 590 (+7.5%)
当期益 400 (+8.8%)
〔通期予想〕
売上高 17,600 (+4.5%)
営業益 700 (+11.0%)
経常益 650 (+1.7%)
当期益 420 (+2.7%)
●大村紙業(非連結)
〔第3四半期〕
売上高 4,009 (+4.3%)
営業益 177 (△32.7%)
経常益 180 (△32.2%)
当期益 114 (△33.2%)
〔通期予想〕
売上高 5,554 (+10.4%)
営業益 309 (+9.0%)
経常益 310 (+8.4%)
当期益 192 (+10.9%)
3Qの段ボールシート生産量は前年同期比△6.0%の4,600万㎡、段ボールケース生産量は同△1.5%の2,900万㎡だった。品目別売上高は、段ボールシート802百万円、段ボールケース2,608百万円、ラベル135百万円、その他(主に包装資材)462百万円。
株式会社 紙業タイムス社 「Future3/18号」より