王子製紙と王子ネピアが2008年に日本ユニセフ協会と共同で立ち上げた、開発途上国のトイレと水の問題を改善するための「nepia 千のトイレプロジェクト」が3年目を迎える。今年も昨年同様、9月1日から12月31日まで、日本全国でキャンペーン展開される。
世界では毎年140万人を超える5歳未満の子どもが、汚れた水とトイレの不備からおなかをこわし、脱水症状などで命を落としているという。そこで王子ネピアと王子製紙は、国際衛生年である2008年、同プロジェクトを立ち上げた。キャンペーンでは、期間中の対象商品の売り上げの一部を使い、ユニセフの「水と衛生に関する支援活動」をサポート。今年もこれまで同様、アジアで一番若い独立国で、国づくりの重要な時期にある東ティモールを支援対象国とし、農村部の1,000以上の家庭でのトイレづくり、5つのコミュニティ(準村・集落)や近隣の学校のトイレや給水設備の改善、衛生習慣の普及と定着のための活動支援を行う。
なお、キャンペーンの展開に先立ち王子ネピアでは、6月にプロジェクト開始以来4回目となる現地訪問を実施。その模様をウェブサイト(http//:1000toilets.com)でレポートしている。また、新聞、雑誌などによる告知のほか、視察に同行したフォトグラファー小林紀晴氏の写真を起用した、プロジェクト告知パッケージ商品を販売する(9月から数量限定販売)。
株式会社 紙業タイムス社 「Future 9/13号」より