王子製紙はこのほど、春日井工場(愛知県春日井市)で7月1日に発生した、庄内川への薬品流出事故について概要を公表した。
発表によれば、7月1日(月)11時30分頃、春日井工場でトラックから薬品コンテナの荷卸し中に、薬品1tコンテナが地面に落下し、コンテナ内の薬品(工場機器の洗浄剤)が漏洩、その一部が排水水路を経由して御幸排水樋門(庄内川右岸/八田川合流点付近)から庄内川に流出した。流出した薬品は、抄紙機械用の洗浄剤「プレスキープFN-700K」で、主成分はカチオンポリマー、非イオン性活性剤。王子製紙では、「同薬品は人が摂取しても問題はないことをメーカーに確認済み。今後、このような流出事故を発生させないよう、薬品受入体制の再徹底を行い再発防止に努める」としている。
株式会社 紙業タイムス社 「Future7/22号」より