ヤマハ発動機の水上オートバイ部材に、日本製紙のセルロースナノファイバー(=CNF)強化樹脂『cellenpia PLAS(セレンピアプラス)』が採用された。CNF強化樹脂を用いた輸送機器部品の量産化は世界初となる。
セレンピアプラスが採用されたのは、ヤマハ発動機が北米で販売する水上オートバイ『ウェーブランナー』、およびウォータージェット推進機を搭載する『スポーツボート』の2024年モデル。いずれもエンジンカバーに使われている。
CNF強化樹脂はCNFをポリプロピレンなどの樹脂へ混練・分散させて製造するもので、高強度なうえ既存樹脂に比べ25%以上軽い。またマテリアルリサイクル性に優れ、プラスチック使用量の削減、CO2削減にも効果がある。日本製紙は、かねてヤマハ発動機との協業によって開発を進めてきた。今後はマリン製品だけでなく、二輪車など幅広い製品群への展開を検討していくという。
インスタのアカウント開設
日本製紙はこのほど、Instagramの日本製紙グループ公式アカウントを開設した。グループが持つ森林や生産拠点、事業活動や社会文化活動に関する情報を配信していく。
また、今秋から2024年コーポレートカレンダーの外販を開始する予定で、カレンダーには「世界を舞台に活躍する」日本の現代アーティスト6名の作品を掲載する。Instagramでは、アーティストの活躍の様子もあわせて紹介していく。
〔アカウント名〕日本製紙グループ公式 nipponpapergroup_official
〔URL〕https://www.instagram.com/nipponpapergroup_official
株式会社 紙業タイムス社 「Future9/11号」より