=王子ホールディングス=
JaCERに正会員加盟人権課題への対応を強化
王子ホールディングスはこのほど、企業の苦情処理の支援・推進を目的に設立された、ビジネスと人権対話救済機構(=JaCER、ジェイサー)に正会員として加盟した。これにより、JaCERが提供する「対話救済プラットフォーム」を活用し、全ステークホルダーを対象とする通報窓口(グリーバンスメカニズム)を開設した。
JaCERは、専門的な立場から会員企業の苦情処理を支援・推進している組織で、国連「ビジネスと人権に関する指導原則」に準拠した、非司法的な「対話救済プラットフォーム」を提供している。 同プラットフォームは人権をはじめ、責任ある企業行動全般(環境や自然に関する行動・倫理も含む)を対象としており、通報窓口の開設により、王子グループでもサプライヤーをはじめ、地域コミュニティ、先住民、移民労働者など、国内外のあらゆるステークホルダーから匿名での通報受付が可能となる。
王子は、「今後はJaCERの専門的支援を受けながら、同プラットフォームで苦情処理の公平性・公正性・透明性を担保し、人権の負の影響が特定された場合は救済措置を講じるなど、人権課題への対応を強化していく」としている。