日本製紙は、昨年3月にノルウェーのElopak社とライセンス契約を結び、同社が世界展開するチルド用液体紙容器の導入を進めてきたが、このほど、キリン・トロピカーナの果汁飲料『トロピカーナ100%まるごと果実感』900mlシリーズ(5種)の容器に『Pure-Pak Curve』が採用され、全国で販売を開始した(沖縄を除く)。
『Pure-Pak Curve』は、チルド用液体紙容器の4辺のうち1辺にカーブ状の面を追加した容器。カーブ面はデザイン的に他製品と差別化できるほか、商品の特長や宣伝を表記できるメリットもある。また、口栓を装着すれば飲料が注ぎやすく、再封性も得られる。
日本製紙は、日本で50年以上にわたり液体用紙容器事業を展開し、代表銘柄『NP-PAK』は生活に欠かせない身近な容器として親しまれてきた。昨年からは、Elopak社の『Pure-Pak Curve』と『Pure-Pak Sense』のほか、『NP-PAK Rock』など、商品価値を高めるツールとして、新しい紙容器を展開している。
株式会社 紙業タイムス社 「Future4/10号」より