大日本印刷(株)は、米国のフォトマスクメーカーであるPhotronics,Inc.(本社/米国コネティカット州、以下:フォトロニクス)と、中国で半導体用フォトマスクの製造・販売を行う合弁会社を設立する。半導体市場において、中国は今後も大きな成長が見込まれており、中国の半導体生産能力は、2020年には世界生産能力の約20%を占めると予測されている。そうした中、現地の半導体メーカーから半導体製造の主要部材であるフォトマスクの供給に関して、現地生産による短納期対応と安定供給のニーズが高まっている。DNPはフォトロニクスと共同で、2014年に台湾に半導体用フォトマスクを製造・販売する合弁会社を設立して運営しているが、今回、中国での需要拡大に的確に応えるため、現地生産に対応する合弁会社を設立することとした。合弁会社設立の投資額は、今後5年間で160百万USドルを予定しており、福建省の廈門市に新工場を建設し、半導体用フォトマスクを供給する。
PJ web newsより