大王製紙、㈱PALTAC、㈱T2の3社はこのほど、自動運転トラックを用いた幹線輸送の実証を、関東~関西間の高速道路一部区間で開始した。化粧品・日用品卸最大手のPALTACと、エリエール製品を製造販売する大王製紙が、輸送に合わせた発注タイミングや、積載率を上げる発注数量、運行スケジュールに合わせた入庫時間を調整しながら、T2が開発したレベル2自動運転トラックで貨物を輸送し、オペレーションの有効性を検証する。写真はエリエール製品を積んだT2トラック。
2022年に設立されたT2は、自動運転システムの開発、レベル4自動運転トラックによる幹線輸送、それに付随したサービス事業などを展開している。今回の実証は、レベル4の幹線輸送開始に向け、レベル2で検証するもの。
【実証の概要】
〔時期〕7月3日から開始し複数回実施予定
〔輸送区間〕▽往路:大王製紙物流センター「厚木DC」(神奈川県)⇒PALTAC物流センター「RDC堺」(大阪府)▽復路:大王製紙物流センター「西淀川DC」(大阪府)⇒PALTAC物流センター「RDC関東」(埼玉県)
〔実証区間〕前記拠点を結ぶ高速道路の一部区間(ドライバーが乗車し、レベル2相当で実施)
〔各社の役割〕▽PALTAC:大王製紙から商品の受入れ▽大王製紙:PALTACへの商品の販売▽T2:実験用車両の提供
〔検証内容〕▽貨物を積載した幹線輸送における自動運転の走行ルートおよび走行リードタイムの検証▽想定したオペレーションパターン、スケジュールの有効性の検証▽輸送品質の確認







