チリパルプメーカーCMPC社は本年総額7億ドルのパルプ関連投資を計画しており、①サンタ・フェ工場では改造プロジェクトが進行中。本年末までに晒ユーカリパルプラインの20万㌧の増産が完了し、現行能力94万㌧から114万㌧となる。同工場は他に1系列パルプラインがあり、晒ユーカリパルプ40万㌧生産している。又、②ラヤ工場の晒Nパルプ能力を現行28万㌧から8万㌧増加し2012年後半に36万㌧とするが、最終的には50万㌧を目標としている。③パシフィコ工場の能力晒Nパルプ年産50万㌧の増設計画は目下無い。チリ木材団体(CORMA)の予想では、チリの市販パルプ能力は2011年の460万㌧から2013年に520万㌧と13%増加する見通し。伸び率はNパルプ及びLパルプとも同様。
5月24日付け PPI LATIN AMERICAから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ