中国の市販パルプ市場で4月に売り手側が値下げに踏み切ったことが功を奏し、市場がにわかに活気を帯びてきた。市場関係者によれば、供給者側はNBKPでトン当たり$20~30、LBKPで同じく$10~50の値下げを断行した。中国通関当局の発表した統計によれば、6月のパルプ輸入量合計は前月より4.1%増えて、1百51万トンとなった。4月の値引き通告によって、既に5月の輸入量は1百47万トンで前月から5.0%増加していた。6月のNBKP輸入量は55万5千トンで前月比1.2%の微増となったものの、一方LBKPは同7.4%の急増で57万3千トンであった。また、前年同月比でみると、NBKPは11.2%増、LBKPも15.3%増と数字を伸ばし、全体の数量でも16.9%増加した。
7月30日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ