大王製紙はこのほど、日本政策投資銀行(=DBJ)の「DBJ健康経営(ヘルスマネジメント)格付」で、3年連続となる最高ランクを取得、それに基づく融資を受けた。
「DBJ健康格付」融資は、DBJの評価システムによって、従業員の健康に配慮する企業の取組みを評価し、その評価に応じて融資条件を設定するという融資制度。今回の大王製紙の評価ポイントは次の3点。
①大王製紙グループ健康宣言に掲げる「健康でいきいきと活躍できる会社」を実現すべく、CHO(Chief Health Officer、最高健康責任者)をトップとし、事業主・健康保険組合・労働組合が三位一体となった健康経営委員会を新設し、従業員に対してもグループ報を通して健康経営に取り組む目的を共有するなど、全社一体的に健康経営を推進している点
②重点施策の一つとして生活習慣の改善に注力し、高リスク者への保健指導のみならず、全従業員に対する生活習慣病予防・改善や歯科に関するセミナーの開催、食生活改善に向けた情報提供などを通じて、従業員のヘルスリテラシー向上を促している点
③NEXT. DAIOプロジェクトによる全社的な業務の見直しおよび効率化を図ると同時に、求める人財像「自ら考え、決断し実行する人財」に基づきキャリア面談の導入や教育制度の拡充を行うなど、従業員の働きがい向上にも取り組み、組織全体の生産性向上に努めている点
株式会社 紙業タイムス社 「Future1/7号」より