ブラジルでは教育目的用輸入紙は関税が無税となる為、従来から関税逃れの不正輸入が横行している。このたび製紙連合会は輸出業者及び各国の製紙連合会宛てに輸入申告時にブラジル税関手続きを遵守するよう要請状を送付した。特に塗工・非塗工紙、高板等の輸入が急増しており、ブラジルメーカーは不正輸入により輸入紙に対し39%程度税制面で不利となっており、過去2-3年で国内市場の58%を失っている状態。2010年不正輸入品は約68.5万㌧に達し、税収面で2.3億ドル損失している模様。
4月12日付け RISI(PPI LATIN AMERICA)から抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ