先頃開催されたG7広島サミットで、日本テトラパックのアルミ付紙容器を使った『富士ミネラルウォーター330ml紙パック』が採用され、また同社とコアレックス信栄などが協業し、使用済紙容器の分別回収とリサイクルを行った。
サミット会場では、『富士ミネラルウォーター330ml紙パック』がテーブルウォーターとして、各国首脳を招いたワーキングランチ/ディナーのほか、首脳会議などの場で提供された。富士ミネラルウォーターの製品は長年、日本開催のサミットでテーブルウォ-ターとして採用されてきたが、日本テトラパックの紙容器入り330ml紙パックが採用されたのは今回が初めて。
また、コアレックス信栄は国際メディアセンター内にミネラルウォーター紙容器専用の回収ボックスを設置し、施設内で発生した使用済紙容器を分別回収するルートを構築。回収された紙容器は、同社がトイレットペーパーやティッシュなどに再生する。同社は、再生が困難とされているアルミ付紙製容器を、キャップ一体型も含めて製造工程の中で分離し、製品化できる技術を持つ。また、分別された異物についても再資源化の流れを確立している。
株式会社 紙業タイムス社 「Future6/28号」より