ナカバヤシは、文具事務用品、写真関連用品、PC関連用品など約1,500品目を対象とする値上げを発表し、1月1日出荷分から実施に移している。
ナカバヤシによれば、海外生産品を中心に、現地での原料樹脂・鋼材・紙・木材の値上げや、現地運賃また世界的コンテナ不足による海上運賃の大幅な値上げ、梱包資材費・人件費の上昇、さらに為替の変動などが製品原価上昇の要因として重なり、現状の価格維持が非常に難しくなっているほか、国内生産品についても、鋼材・紙などの原価高騰が続いている。同社では、「コストアップを吸収すべく、製品の品質管理強化、価格維持を目的とした設備の充実、生産性の向上などあらゆる面での合理化を図っているが、その範疇を超えるものとなっている」として、値上げへの理解を求めている。
株式会社 紙業タイムス社 「Future2/6号」より