10月中国の古紙輸入量は、9月初旬に会社更生手続きを申し出た韓国Hanjin Shipping(韓進海運)の中国向けの古紙を積載した無数のコンテナが北米や欧州の港湾に取り残されたことで中国へは未着となって、急落する結果となった。古紙供給業者の多くはHanjin社の安い海上運賃に魅かれ、米国や欧州から中国への貨物輸送に同社を起用していた。中国通関当局が公表した最新の統計によれば、結果として、10月の同国古紙輸入量は前月から27.4%急減、約193万トンまで落ち込んだとしている。数字の落ち込みは各品種ともに例外なく、OCCの輸入量は前月比25.0%減の約114万トンとなり、新聞古紙も同36.3%減の約34万6千トン、雑古紙も同21.9%減って約39万トンとなった。前年同月比では前年10月の約209万トンから8.0%減となった。一方、1月~10月の輸入量累計では前年同期の約2千4百30万トンから3.8%減の約2千3百40万トンとなった。
11月29日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ