グリーン購入ネットワーク（＝GPN）はこのほど、「トイレットペーパー」と「ティシュペーパー」について購入ガイドラインの改訂案を作成、これに対する意見・提案を受け付けている。GPNでは、寄せられた意見をもとに修正を行い、11月の理事会で改訂する予定。

　トイレットペーパーとティシュの購入ガイドラインは、1997年に制定され2003年に改訂。それから11年が経過したため、今回の見直しとなったもの。それぞれの購入ガイドライン項目（改訂案）は次の通り。

【トイレットペーパー】

＊2003年の改訂時から変更なし。

①原料が古紙100％であること

②ロール幅が狭いこと（購入の目安は幅105㎜）

③シングル巻きであること

④芯なしタイプであること

⑤白色度が過度に高くないこと

【ティシュペーパー】

＊④は新規追加、⑤は変更あり。それ以外は情報提供項目も含めて2003年の改訂時から変更なし。

①古紙を多く配合していること

②ペーパーのサイズが小さいこと

③白色度が過度に高くないこと

④詰め替え（ピロー）タイプであること

⑤ボックスタイプの場合、内容量がより多いこと（旧ガイドライン：ボックスタイプの場合、箱の容積が小さいこと）

⑥（パルプを使用している場合）塩素ガスを使わないで漂白されたパルプ（ECFパルプ）の配合が多いこと

※情報提供項目：パルプの原料（適切に管理された森林等から得られたものであることについて）

＜今後の予定＞

◎10月28日：意見募集締切

◎11月14日：GPN理事会で審議、承認、改訂

◎2015年1月：「エコ商品ねっと」で新ガイドラインに沿った情報を掲載予定

　問合せはGPN事務局（担当：金子 電03－5642－2030　Ｆ03－5642－2077　E－mail:gpn@gpn.jp）。なお、購入ガイドライン改訂案の全文は次記からダウンロードできる。

○トイレットペーパー

http://www.gpn.jp/select/guidlines/pdf/GL03av3.pdf

○ティシュ

http://www.gpn.jp/select/guidlines/pdf/GL03bv3.pdf

 

株式会社　紙業タイムス社　「Future10/27号」より