日本印刷産業連合会（＝日印産連）は、会員10団体と連携し、例年9月を「9月印刷の月」と定めて各種式典や懇親会、講演会などを催し、印刷産業の周知・PRに取り組んでいる。今年は4年に一度の「印刷文化典」の開催と重なることから、印刷産業の発展に貢献し、印刷文化の昻揚に寄与した該当者らを顕彰する印刷文化賞などの表彰式が9月14日、ホテルニューオータニ（東京）で執り行われた。当日の出席者は、受賞者および一般参加者など390名に上った。
　「町工場の星、ダイヤ精機㈱代表取締役 諏訪貴子氏に学ぶ 新経営改革」と題して、諏訪貴子・ダイヤ精機代表取締役の講演が行われた後、記念式典に移った。国歌斉唱の後、北島義斉会長が登壇し開会の挨拶を行った。続いて来賓を代表し、牛山智弘・経済産業省商務情報政策局審議官が祝辞を述べた。

　この後、日印産連表彰受賞式に移り、印刷文化賞には、金子眞吾・凸版印刷代取会長、藤森康彰・共同印刷代取社長、水野雅生・ミズノプリテック取締役会長の各氏が受賞した。引き続き印刷功労賞（13名）、印刷振興賞（18名）、特別賞（1名1団体）の授与が行われ、受賞者を代表して印刷文化賞を受賞した金子氏が謝辞を述べた。
　また第21回印刷産業環境優良工場表彰では、経済産業大臣賞を㈱研文社尼崎工場が受賞したほか、日印産連会長賞（3工場）、同奨励賞（8工場）の授与が執り行われた。これを受けて研文社の長谷川博明・取締役執行役員品質管理責任者が登壇し、代表して謝辞を述べた。
 

株式会社　紙業タイムス社　「Future10/16号」より